「ダイエットを科学する」という本を読んだ。

「ダイエットを科学する」という本を読んだ。

最近、ちょっと体重が気になり始めていた。
そこで具体的にダイエットを始める前に「太る原因」と「痩せる要因」について詳しくなりたくてこの本を取った。

この本にかかれていることは、

  • 消費しきれないぐらい食べると太る
  • 栄養の種類によって消費されやすいものとされにくいものがある
  • 細かく体を動かして少しでも燃焼させる
  • 体質によって痩せにくい人もいるが動けばカバーできる

というもの。

ネットで結構調べていたので、摂取カロリーだったり基礎代謝だったりみたいなことは知っていた。
それでも、例えば「糖分は主に脳で消費され、摂取しすぎても基本的には殆どが消費される」「低炭水化物ダイエットは主に水分が消費されるので体重が減っている」「脂肪は食べたら食べただけ体につきやすい」などなど、知らないことは結構あった。

そんな中でも、特にNEAT(非運動性熱産生)については目からウロコだった。
これは、運動以外の日常生活の中での動作すべてのことで、実はこれによるエネルギー消費がばかにならないということ。
立ったり座ったり、ちょっと多く歩いてみたり階段を使ってみたりということをすれば、それだけでも徐々にカロリーは消費されていくし、結果的にかなりのエネルギーが燃焼され体重減少につながる、という研究結果も紹介されている。

さらにこの本では、きちんとした食事を摂ることの重要性や体を動かすことによる効能も説明されている。
きちんと食事を取らないと太りやすくなってしまうだけではなく、糖分など体に必要な栄養素が不足することで気分が滅入ってしまったりいろいろな病気の原因にもなる可能性がある。
また、ちょっとした運動を継続することで自律神経を刺激し、これによって太りにくい体になっていくとも書かれている。

体重を落とすとなると、食事制限をしたりジムに行って運動してみたり、なかなかしんどい思いをしないと難しいのかと思ってしまいがちだが、この本を読むと案外そんなことはないんだなということがわかる。
大事なのは、太った原因は何か、痩せるためには何が必要なのか、ということをきちんと把握すること。
その上で、まずは生活や食習慣を見直して、日常生活の中で少しずつ体を動かすタイミングを取り入れていき、それを継続していくことが大事なんだな、と。


ダイエットを科学する
ディジタルアーカイブズ (2014-02-06)
売り上げランキング: 87,133