新しいライブラリを追加する。

Pythonistaをさらに便利にするためにPythonで使えるライブラリを追加してみたのでその方法を共有。

iOSの「Pythonista」というアプリは、単体でPythonを実行することができる素敵なアプリだ。
そのままでも十分すごいのだが、pipでインストールできるライブラリを追加することもできる。
今回は僕がやっている方法を共有しておく。

まず事前準備として、ひとりブログさんの記事を参考にしてPythonistaをDropboxを連携させておく。

次に、Pythonistaに追加したいライブラリの圧縮ファイルをPC上でダウンロードする。
基本的にはそれぞれのドキュメントページにダウンロードリンクが設置されているので、それを利用する。 例えば「pafy」というライブラリを追加するときは、こちらのページにアクセスして「Download」とかかれたボタンをクリックするとよい。

ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルをDropbox上のPythonistaとの共有ディレクトリ内に移動し解凍する。
Pythonistaにstashを導入していればそれを使って解凍もできるのだが、圧縮形式によって出来ない場合があったので、PC上で解凍してから共有するという方法を取っている。

解凍が完了したらPythonista上でDropboxとの同期を行い、先程解凍したものを「Modules & Templates」にある「site-packages」に置く。
ここには「site-packages」「site-packages-2」「site-packages-3」があるが、置く場所はどのバージョンのPythonで実行したいライブラリかによって変わってくる。
Python2のみなら「site-packages-2」、Python3のみなら「site-packages-3」、どちらでも使いたい場合は「site-packages」に移動させる。

最後に、移動させたライブラリディレクトリの中から必要なものを取り出す。
ディレクトリの中にはライブラリの名前の付いたディレクトリがあるので、これを一階層上、site-packages直下に移動しておく。
残りのファイルは基本的には必要ないので、削除してしまって差し支えない。

これでPythonista上のPythonに新しいライブラリを追加することができた。
Pythonスクリプトでimportしてライブラリを使用することができる。
ここまでくると、PythonistaがあればiOS上でなんでもできそうな気がしてくるから困る。