【読書感想文】「星の王子さま」を読んでみた。

Kindle版が100円を切っていたので衝動買い。

星の王子さま

星の王子さま

結構有名な本のようで、レビューを見てみると「子供の頃に読んだことがある」という方が結構おられました。僕は全くの初見でしたが。

この本は、「星の王子さま」のお話を通して、現代人が忘れてしまった何かを思い出させてくれる本です。
物語は、乗っていた飛行機が故障してしまい砂漠の真ん中に放り出されてしまった「僕」と、違う星から旅をしながら地球に辿り着いた「星の王子さま」を中心に進みます。王子様が旅の途中でであった人や物の話から、今の僕達の生活の違和感や見失ってしまったものなどが浮き彫りになります。スピリチュアルというか自己啓発的な内容を含んでいますので、その辺り苦手な方は注意してください。

ただ、この本を読んで「確かに見落としているものが多いなぁ...」と考えさせられることはたくさんあります。 僕は読んでよかったと思っています。
純粋な王子さまの目を通して見た僕らの世界が、いかに純粋さを失っているのか。子供から大人になる過程のなかで、「子供の時ならこう考えてたんだろうな」という思いを抱かせてくれる、そんな内容です。

それほど長い本ではなく、子供が読んでも情緒のある物語ですし、大人が読むと自分を見なおすいいきっかけになる本かと。
もちろん、この本が述べている内容が全て正しいとは限らないです。けれども、「自分の中の昔とは変わってしまったかもしれない部分」を再発見できるかもしれません。