「「思考軸」をつくれ」を読了しました。

出口治明さんの「「思考軸」をつくれ」を読了した。

何かを決めたり考えたりする時の判断基準となる「思考軸」をどのようにして作っていくかということが、出口さん本人の経験を元に書かれている。
また、幾つかの思考軸を提案しながら、これらを実際の事象に当てはめてみた場合にどのような判断につながるのか、という具体例も挙げられている。
思考軸の作り方を学びながら、出口さん自身の思考方法についても学ぶことができる。

ただ、過去に出口さんの著書を読んだことがあると、そこで書かれている内容と被っていることがある。
僕は以前「本物の教養」という出口さんの別の本を読んだことがあるのだが、「縦と横の軸で考える」「日本とイギリスの初等教育の違い」「いろいろなところを旅するメリット」など、この本の中でも挙げられている内容が多数見つかる。
何度も挙げられていることなので、出口さんが強調したいところなのだろうということは分かるのだが、全く新しい情報を期待して買うとすこし物足りないかもしれない。

出口さんが強調しているのは、「本・人・旅による多種多様な情報のインプット」と「タテとヨコの軸による時間・空間からの学び」である。
僕もまずはこれを実践していこうと思う。