広島東洋カープに黒田投手が移籍した話。

あ、ども。
プログラミングとかIT以外のことが書きたくなったので、久々にこっちで更新します。

さて、最近気になっているのが題名の件。
今季ストーブリーグの一番の目玉と言っても過言ではないでしょう。ヤンキースにいて先発の柱としてバリバリ投げていた黒田博樹投手が日本プロ野球会に復帰しました。しかも、古巣である広島東洋カープに。
(お陰でソフトバンクに行った怪物やオリックスに行った彼なんかの日本球界復帰が霞んでしまいましたね...)

もともと黒田投手は、移籍してすぐの時から「もし日本に変えるのであればカープに」と公言されてきた方なので、そのうちカープに戻るかな、とは思っていました。

ところが予想外だったのが、今このタイミングでなのか!?ということ。

まずは、年俸の話。
ニュースなんかでは「男気あっていい!」なんて言ってますが、そんなんでは覆せないほど金銭的に大損をするにもかかわらず、彼はカープに戻ってきました。
今年40歳になる黒田投手ですが、彼の獲得・残留に向けて米メジャーリーグの球団は日本円で年俸20億もの金額を提示したと言われています。20億ですよ!?もはや額面でしかお目にかからないであろう数字です…
それに対して、カープが彼に提示した年俸は4億円だと言われています。ざっくり言ってメジャーの5分の1。なんで日本復帰を選んだのか、コレガワカラナイ。
ちなみにですが、昨年の黒田投手の収入から計算される税金の額は約8億と言われており、彼は向こう2年間カープでタダ働きをすることになります。(参考: 黒田復帰決断のカープ愛!メジャーの税金は年俸4億で支払える?)

次に、記録の話。
実は黒田投手、メジャーでも珍しい記録に大手がかかっていました。それが「メジャーリーグ30球団勝利投手」という記録です。要は、メジャーに存在する30球団全てに対して勝利投手を達成したかどうかというもの。(参考: メジャー全球団制覇間近の黒田博樹 大記録へ向け、モデルチェンジで進化を続ける | BASEBALL KING
実はこの記録、メジャーリーグの長い歴史の中でもたった13人しか達成できていません。球団数が多く年間での直接の試合数が少ないこと、ア・リーグナ・リーグの違い、ヘタしたら一年間で一度も対戦しない球団があるようなスケジュールなど、この記録を達成するのは実にシビアです。少ないチャンスを確実にモノにし続けなければなりません。
日本人としてはもちろん初となるこの大記録、ぜひとも達成して欲しかった。

最後に、投手としての力量の話。
ぶっちゃけ、活躍するでしょう笑。近年は広島の打撃成績も上がってきており、援護にも期待できます。
ただ黒田投手の何よりの強みは「怪我なく安定して好成績を残せること」でしょう。彼はメジャーの過酷な日程の中でも、ほぼ毎年2ケタ勝利を収め、約200イニングを消化しました。なんという安定感!なんというイニングイーター!
球の質や気候などいろいろな面で調整は必要でしょうが、もともと経験されていますし、全米に渡る多種多様な条件に適応できた彼ならば問題ないでしょう。今年はカープの先発の柱として活躍してくれると思います。

とまぁ、僕が黒田博樹投手のカープ復帰を知って気になったことをつらつら書いてみました。
男気うんぬんかんぬんは全く興味がなくて、純粋に「バリバリのメジャーリーガーとなった黒田投手の活躍」が気になりますし、カープが今年リーグ制覇できるのかは非常に気になります。

でも、日本一になるのはパ・リーグなんですけどねwww

追記 「阪神に行った彼」なんて書いてましたが、本当は「オリックスに行った彼」でした。訂正しました。