コミュ力についての話。

コミュ力は大事(迫真)。

就職する上で大事な要素として、「コミュニケーション能力」が挙げられます。
このコミュ力、就活をする学生の立場からするとよくわからない指標です。
「コミュニケーションなんて楽勝でしょwwwそんなのみんな持ってるしwww」と思ってる人が少なくない。

なんせ僕自身がそう思っていたから。
ちょっとバイトとか部活とかやって、集団生活をそつなくこなした経験があれば大丈夫だろ、ぐらいの感覚でした。

そして、就職した今からコミュ力について考えてみると、そもそもコミュ力がなんなのかわかってなかったんだなって思います。
就職におけるコミュ力とは、単にリーダーシップがあるとか、集団の中でも生活できる、人の話が聞けるとか言うものではありません。
ここで言われるところの「コミュ力」は、昔でいうところの「報連相が問題なくこなせる能力」のことだと思います。

部活やバイトでも、当然ながらある程度の報連相が求められます。
でも、所詮は簡単な確認作業で、立場上重大な責任が発生する場合はまれです。

ところが、仕事となると違います。
当然ですが、会社が給料を出す以上、自分の行動の全ては金銭ベースで換算されます。
つまり、あなたが報連相を行ったことで生じた損失は、そのまま負債として誰かのところにつけが回されます。
こうなると、例え軽微な問題だと思っていても、重大な責任問題になる場合があります。

そしてここで大事になるのが、「自分は報告を行ったと思っていても、相手が了解していない限り報告は完了していない」ということです。
ここが一番重要で、コミュ力がないと言われる人はこの部分を勘違いしている人が多いように思います。

例え自分が良かれと思ってやったことで、そこに時間を割いたとしても、周囲にそれを伝えておらず、また周囲からの賛同や了解を得られなかった場合はただのミスです。
やらなくていいことを時間をかけてやっただけなので、いろいろと負債が発生します。
リカバリーのために自分だけでなく周囲の時間も浪費してしまうことになります。

そうならないようにするためにも、

  1. きちんと周囲に報告を行う
  2. 周囲を説得する
  3. 周囲の了解を確認してから作業を行う

ようにしましょう。

まぁ、何をやっても「最近の若者は...」といってくる人はいますが、最低限度のコミュ力を身につけて、自分や周囲に余計な負担をかけないように気を配る努力は怠らないようにしましょう。