「インサイド・ジョブ」を見た。

プライムビデオで映画「インサイド・ジョブ」を見たので感想。
内容は、サブプライムローン問題に関連して、当時の関係者にインタビューをしながら実際に起っていたこと・金融業界や政府が何をしていたかを解説している映画。

とても良かった。
まず、解説がわかりやすい。
世界同時恐慌の原因になったデリバティブCDOCDSについて、それらがどういう取引や商品であったか、どこに問題があったか、金融機関はこれらをどのように扱っていたのか、について説明してくれている。
また、インタビューや当時の映像を交えながら、いかに金融関係者が自分たちの利益のために好き放題していたかがよく分かるようになっている。

ただ、ある程度の予備知識があったほうが良い。
確かに用語や状況について解説はしてくれているが、情報は多いに越したことはない。

アメリカ国内でも有数の知恵を持った人間が金融市場に集まって、自分たちの私利私欲のために全力を傾けるとこういう結果になるという良い例がサブプライムローンだと思う。
映画を見る限り当時の関係者は全くこりてなさそうなので、金融関係にもアンテナを張って情報収集しないと危ない気がしている。